完全に熱が冷めていたわけではなかったのですが、購入まで迷いっぱなしでした。オメガは中を見たことがなかったし、普通のアルティマニアと同じくらいの厚さがあるので攻略本見たいなのだったらどうしようかと…値段も値段ですし。
ただ、購入した方たちの感想で「攻略には役立たない」との言葉を信じて購入しました。
開いてみればあら。本当。安心しましたよー!
エンディングまでの場面の絵とともにストーリー上での台詞がすべて書かれていました。事細かな解説つき。その時の人物たちの想いや仕草の意味など。説明されないと解らないようなことがたくさんありました。
ゲームでストーリーを通して見ただけでは難しすぎるくらいの内容のように思います。ゲーム自体の内容が深すぎるのもどうかとは思いますが、深すぎて曖昧な部分も多々あります。オメガを読めばすべて解決!ということは決してないです。
ただ、良く言えば曖昧な部分や解決できていないことの一部は見た側で自由に解釈してもいいかとも思います。
エンディング部分での解説ですが、ライトたちがクリスタルになった場面で途切れています。肝心の本当に最後の部分のみは台詞の掲載もありません。そこは自分の目で見て解釈してくれなのか、ただ単に出し惜しみしてるだけなのか…はたまたどちらも?と、いうかんじではあります。
そこはこの作品の続編への期待を促す要素になったり、またはヴェルサス・アギトへの期待に変えたりということなのでしょうか。
ちなみに続編を期待させるような言い回しはいくつか見られます。本当に作る気なのかは不明ですが。
改めてこうしてストーリーを解説付きで見てみると物語がよりよく解ってすっきりするところもありました。またあのシーンが見たいななんて思えてきます。再度見ることで人物たちの心境がよりよく伝わることは間違いないです。
そして、おそらくこれが一番の目玉ではないかと思いますが、設定画集です。素晴らしい絵師さんたちによるアートの数々は細かく美しく、見応えバッチリ。ここにきて買ってよかったと思えたページでもあります。
ゲームに出るもの以外にも未採用となったイラストもけっこうあります。本当に細部にまでこだわっているんだなと改めて思いました。
特に、背景は動画ではなかなかよく見れないので細部まで見れると貴重に思えます。
特に乗り物系のイラストはすごいです。未来らしいデザインであるのはもちろん、これは実際に作ったらちゃんと動くのではと思えるほど作り込まれたイラストに仕上がっています。リンドブルムもちゃんと載ってたのでなんか嬉しくなりましたよ。
サーキット会場のようにちょっとゴチャッとしていて動画では見にくい場所も掲載されています。細かく説明なども入っているので「ああ。そうなんだ」と思える事が多いです。
残念なのは開発中に出ていてボツになった案の数々がとてもおもしろそうだったということ。何故実現しなかった!と言いたくなるようなものばかりです。
ライトの家の全体図から内部も細かく描かれていました。なんかすごい家だ
(笑)未来的というコンセプトが随所にちりばめられています。そこは高く評価したい。
召喚獣の設定画もまた素晴らしい出来。
すべての召喚獣達の魔法陣も載っています。細かくて綺麗。
エネミーやファルシなどの絵もちゃんとあります。
で、オメガで特に期待していたのは登場人物たちの設定画だったんです。
そこなんですが、残念ながらサブキャラしか掲載されていません。いや…ロッシュとリグの設定画があったのははしゃいだよ…けど…けどさ。シドたんがいなかった!!そこはかなり重要でしょっ…。なのにあったのはシ骸版シドたんだよ!あ、ああ…でも動いてる方よりは見れる…。
天使みたいな翼も描かれてるのあったから、まあ…良しとしとこか…。
ロッシュの設定画もあちこちこまかな説明つきでこれは良かったですよ!「細身」とか書かれてるだけで萌える私って何。ロッシュの軍服は黒いから細かいところまで見えなかったのでこれはありがたい!案外細かい細工が施されてあったので驚き。
驚きと言えば、プラウド・クラッドの絵もちゃんと掲載されていますが。あれ、ロッシュの趣味だったのか(笑)自分で勝手にカスタマイズしちゃってんのかなと想像すると面白い。きっと誰にも理解されてないんだー!
なんかナバートとかに白い目で見られてそうだ…。
勿論ナバートも細かな設定があります。
権力にこだわりか…ここまで作り込んでおいて戦わないとかもったいないな。散々あそこまで冷酷で残忍設定ならもっと前面に押し出してもいいんじゃ…。ナバート好きな方には申し訳ないですが、本当に悪女なんですね彼女(あわわ…)
リ、リグぅー!かっちょ良すぎた!あちゃー!他のキャラに比べて・・あのアモダさんの方が大きくのっちゃってるけど、かっちょ良すぎて笑っちゃう。あの絵は美味しすぎた。というか、リグの後ろ髪って編みこんで結ってたのか…。ふむふむ。
笑ったと言えばライトたちがクリスタルになった時の絵もちゃんと載ってたんですけど。スノウで噴き出した。サッズのクリスタル化より吹いた。おいおいヲいっっ!!隠すとこ違うだろっっっ(爆笑)ムービーじゃわかんなかったよあんなの。ああいうポーズだったのね…。隠せカクセww
シドたんのクリスタル化の絵もありましたが。あ…実際のと違う。設定画の方が良かったな…。髪が元の黒だったし。ところでドッジの設定画では彼も当初は裸でクリスタル化のようだったのにシドたんは裸じゃないの?ケチねー…(コラ)何かそのシドたんのクリスタル化した絵が綺麗で寂しげで、こっちのが断然いいと思ってるんですが。なんか髪がちょっと長く見えるのは気のせい?シドたんっっっVvvv
あー…クリスタル化の絵でだいぶ疲れました。いろんな意味で☆
インタビューなどもちょいちょい読みましたが、声優さんが好きであればここは問題なし。それ程すごいと言えるくらいのネタは見当たらなかったな…むしろ、アルティマニアのように開発スタッフさんとかの自分だけが知っているネタの方が私は面白くて好きです。
スノウ役の小野さんのインタビューに至っては都合上短いです。
最後に小説ですが。メインキャラは一切出ません。(名前が出る程度)ノラのメンバーとこの小説のみのキャラクターメイン。
ただ、電脳世界の「彼」が素敵過ぎた。
おおおーいっっっ!何それ、そんなことできたのかよー!!あいたた。私も話したい。
けどやっぱりどこか曖昧な内容の小説…。
結局のとこ最後に支えられて持ちこたえたコクーンの内部ってどうなんでしょう。どれくらいの数の人が助かって、なおかつリグに至っては不明…。
うう。電脳世界の「彼」は本当の「彼」でなくても、どんな形であれ、救われたと思ってもいい…よね?せめてそれだけ言わしてくれ。
と、とにかく内容もりだくさんでした。
自分の欲しい情報がすべてあるわけではないにしろ、FF13が好きであれば買って損はしないです。本当に攻略本ではなく、設定資料集ですね。
長々とダラダラとすいません。
語りたいことはまだまだあるけれど、もう黙ります(笑)
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