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ヴェルサスキターーーーー!!
24 . November
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10 . April
長編なんぞ書いてみました。
ダラダラ続く予感・・・。


面倒かもしれませんが以下を一読してお読みくださるとありがたいです。


※DDFFエンディング後の世界です。

CPはスコWolで時々ガーWol。

以前書いた小説2本(横のメニューから直ぐ飛べるようにしました)の続きのような感じになってますのでそちらも読んでくださると解り易いかと思われます。

DDFFより9年後のお話。
スコールはKHの26才設定。(イメージつけるためであって、王国ネタは一切出ません)
ウォーリアは年齢不詳で進みますが、髪が伸びていたりと容姿に変更有り。


小説を書くきっかけになった歌詞があります。
興味があおりでしたら是非、歌詞だけでも見てみてください。
天野月子「蝶」
(歌詞検索サイト様へ飛びます。試聴などもできますよ☆)






記憶の欠片 言葉の泪




思い出せるいちばん古い記憶。

頭の中が空っぽで、たった独りで立ち尽くしていた。

何故だか分からないけれど、



泣いていた。






(ここは何処だ・・・?)

目の前に広がる緑。澄み渡る青い空に鳥達が飛び交う。

(・・・何処かで見たような・・・)

暖かい陽射し、穏やかな空、澄んだ空気、平和な世界。

(そうだ、ここは・・・)

ザザッと吹き向ける風が肩まで伸びた髪を揺らす。

「・・・ここはあの時の」

思い出すのは9年前の記憶。
9年前、まだ17歳だったスコールが秩序の神コスモスに選ばれ、混沌の神カオスと熾烈な闘争を繰り返した。
己の宿敵でもあるアルティミシアと何度も死闘を重ねながら、コスモスを失いつつもコスモスの残してくれたクリスタルによってカオスを倒すことができた。
後、選ばれた10人の戦士達はそれぞれが帰る場所へと帰れたのだ。

己の世界へ戻される前、ほんの少しだけこの世界を見た。

美しく、平和に満ちたこの国は光の戦士の世界。

「何故・・・ここへ来れたんだろうな・・・」

スコールは当てもなく歩き出した。
いつもと変わらず生活していたが、気付けばここへと飛ばされていた。

「あいつは・・・元気にしてるのか・・・?」

この世界で暮らしているであろう戦士を思い返す。

ウォーリア・オブ・ライト

本名ではない。仮の名前。
記憶がない彼の世界。
ここが彼の故郷かどうかも本人にも分からないだろう。

スコールは9年前のあの日、ウォーリアとした会話を思い出した。

「私は何処かで生きていくよ」

帰る家も、家族もいない彼が言った言葉だった。
あの時の言葉が今でも思い出すと心が痛むようだった。

(今も・・・生きているのか・・・?)

スコールの見る限りでは、この世界は平和なようだ。
戦士として生きていたウォーリアは今も戦士でいるのだろうか。
宿敵であるガーランドはここにはもういない。

そう、永遠の宿敵との輪廻をウォーリアは自ら断ち切った。

それは、戦士としての終わりをも意味していた。
平和な世界に剣は必要ない。



暫く歩いていると小道が見えた。
狭く、細い道をスコールは何かに引き寄せられるかのように歩いていった。
ふと香る花の匂い。
視線を上げると小道の先に小さな家が建っていた。家の周りは沢山の種類の花が咲いていて色とりどりだ。
その花の中に人が見えた。
目を凝らす。

(・・・あれは・・・)

花の手入れをしているその人は、咲き誇る花のように色褪せることなく、寧ろあの時よりも一段と綺麗になったように見える。
スコールの心が安堵した。

「・・・ウォーリア」

穏やかに流れる風に乗った声がその人の耳に届いた。
前より伸びた青銀の髪を揺らして振り返る、声がしたほうを探す青い瞳がスコールを捉えた。





□■□■□


・・・急にこんな長編、すいません。
わわわっ。何これっっ!?

前に書いた2本の小説から続いている感じです。
天野さんの曲聴いてたら書きたくて書きたくて仕方がなくなった・・・!切ないけどとても良い曲です。チューブなどから聴いてみてください~。「叫んでも~」の所が凄く心に響く。

また長編小説なんぞ始めたりしてますが、もしお暇でしたらお付き合い下さいませ~。今の勢いならそれなりの更新できそうですよ・・・。

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