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ヴェルサスキターーーーー!!
17 . March
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20 . June
長編がもういっこ始まります・・・。
すいません、もういっこの全然進んでないのに・・・勢いって怖いっ。

今回はちょっと特殊でギャグよりです。


スコwol親子ネタ。
スコールキャラ崩壊気味です。


ある理由で出現したチビスコールが2人と親子のような関係になる物語。

親子ネタでもいいという方はどうぞ読んでやって下さい。






ちっちゃい君も愛してる 1





小さなスコールが現れた。

「コスモスが言うには、スコールの“素直”な部分が具現化した姿らしい」
ちょこんとウォーリアの膝の上で大人しく座っているチビスコール。

そこに居た全員が目を店にして暫く言葉を失っている。

5 4 3 2 1 ・・・

「ぇええええええええええええええっっっっっっ!!!?」

一斉に皆の口から出た声は世界を吹き飛ばせるほど。
ウォーリアは全く動じることもなく、膝の上にチビスコールを座らせたまま驚愕する皆を眺めている。
「な、何だそれ!何で急にっ!?」
ワタワタするフリオニール。
「何っ!?スコールの素直な部分って!」
オニオンナイトは腕を組んで考える。
「か、可愛いけど・・・」
セシルとティナはチビスコールを見る。
「俺はてっきりスコールとの子供かと・・・」
バッツ、勘違い。
「・・・大体、そんなことが?」
クラウドがまじまじと見て考えている。
「小さくても無愛想な感じ変わってないな」
そのままスコールが小さくなった感じだと、ジタン。
「で、本人はどこっすか・・・?」
ティーダはきょろきょろとスコールを探した。

当の本人は。

「・・・・・・・・・・。」

ひとり、皆からかなりの距離を置いて腕組みし、見るからに悶々と考え込んでいるスコールの姿が。
(何だあれ・・・!俺!?俺なのか!?え?なに?どうやってそんな・・・いやいや、待てよ、これは夢か?夢なら早く覚めろよ!!いえ、覚めて下さい!お願いしますっっ!!)
スコール大混乱(見た目はそれ程でもない)。

「朝、目が覚めたら居たのだ」
ウォーリアがチビスコールについて話し出す。
「お腹の上で眠っていた。私はスコールが小さくなったのかと思ったが、横に本人が居たのでな。とりあえず本人を起こして、どういう事だろうと聞いたら冷や汗を大量に流してテントから出て行ってしまって話にならなかった」
「・・・で、コスモスのところに連れていったって訳?」
「ああ。彼女はこの子をスコールの“素直”な部分が具現化した姿だと言った」
「どうしてそんなことが・・・?」
「どうやら、あまり本当の事を素直に言わない本人に愛想ついて飛び出してきたのではないかと言っていた」
「へ、へぇ・・・でも、大きいのが2人じゃなくてよかったよな・・・まだ、小さいほうが区別もつくし・・・」
うんうん。と皆が頷く。
「コスモスは本人の中の素直な部分が小さいからではないかと言っていた」
「ブッッ!!」
思わず数人、噴出した。

つまり。
もともと小さいものがパンパンになって本体から飛び出した。

その結果がこれである。

「ぎゃははははっ!何だそりゃーっ!(爆笑)」
ティーダやバッツが腹を抱えて転がって笑い出した。
「くっ・・・くくくっ。笑っちゃ本人に悪いって」
ジタンが何とか笑いをこらえて言う。
「はー、素直じゃないってためにならないってこと、よく分かっていいんじゃない?」
オニオンナイトが呆れ気味に言った横でティナは。
「ふふ・・・でも、可愛い。スコールの小さい頃ってこうだったんじゃないかな」

ウォーリアに甘えたいのか、視線を上に向けるチビスコール。
頭を優しく撫でてやると少し照れながらキラキラした目でウォーリアを見つめた。

「でも、どうするの?この子・・・本人にまた戻っていくのかな・・・」
セシルが今だ考え込んでいるスコールの背をチラッと見て言った。
「スコールとはいえ、姿は子供だしな。本人のように戦えるように見えない」
「・・・子供を抱えて戦うには厳しいぞ、ウォーリア」
フリオニールとクラウドがこの状況を踏まえて言った。
「分かっている・・・だが、先ずはいちばんにどうにかしなくてはいけないことがある」

チビスコールを抱きかかえて立ち上がるとスコールの所へ歩いて行った。

(俺、え?これって父親になったのか?なんだかそんな気分。だって、本当に驚いたんだぞ、朝起きたら出来てたとかっっ!!夢にしてはリアルだ。ウォーリアと俺の・・・?)
「スコール」
「!!?」
ビクゥッ!と、驚くスコール。振り返ると、ウォーリアと抱っこされているチビスコール。
「なっ、な、なんだ・・?」
「今後のことについてだ」
(はうっっ!子供の将来についてっ!?ふ、2人で育てていこう。そう言いたいのか!?お、俺も責任持って育てるぞっっ!!)
完全に自分達の子供だと思い込み始めているスコール。
ウォーリアが目の前に座ると。
「この子は、君にとって大切な存在。私にとってもだ。この子は全力で守る。君も協力して欲しい」
(ウォーーーーーリアーーーーーーーっっっ!!!)
「この子は私達で・・・」
「分かっている。ウォーリア」
(一緒に育てよう・・・っ!)
そう言いたかった。が、いつものように素直に言えない。
チビスコールが具現化した原因に気付いていないスコール。
素直に言えない言葉の代わりに、ウォーリアの手を握った。

と、その瞬間。

ゲシっっ!!

「ぐふっ!?」
スコールの顔向かって跳び蹴りしたチビスコール。
「スコール!?」
突然のチビスコールの行動にウォーリアはこの日、初めて表情を変えた。
「な、なにすんだ!このっ・・・!」
「うーっ!」
どうやらチビスコールは喋れないらしい。「あー」だの「うー」だの何を言いたいのか分からないがスコールに対し怒っているようだ。
「こら。ダメだろう」
ウォーリアが注意するとしぶしぶ喚くのを止め、ウォーリアの足にすがりついた。
「大丈夫か?スコール」
「あ、ああ・・・」
(くそっ・・・なんなんだよ、こいつ・・・)
ウォーリアの影に隠れながらギンッと、睨み付けるチビスコール。

「・・・この子は、案外強いのかもな・・・さすがは獅子から生まれた子だ」

ウォーリアはチビスコールの頭を撫でた。
スコールは痛む顔を抑えながら堪えている。

あまり深く考えていないウォーリアと勘違いしたままのスコール。
この2人とチビスコールの奇妙な関係が始まった。




□■□■□



はわわわ、親子ネタ書きたくなって書いたけど何だこれーっ!
あまり長く続く感じはしないのでちゃっちゃと終わらせます・・・。とりあえず終わるまで、良かったらお付き合いくださいませ。

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