以前のssはこちらからどうぞ(15禁)
■キング、ナイン、トレイの三角関係設定的な記事はこちらからどうぞ
■普段の生活の中では人を寄せ付けない雰囲気を絶えず出しているナインも、2人きりになると甘えるようにすがりついてくる。
初め頃は警戒してか触れようとすれば逃げたり払いのけたりとしていたが、ここまで懐くようになるとは…。本当に犬のようだと思う。
「甘」脚にすがりついて暫く。
「なぁ、するだろ?」
「…お前がしたいならな」
そう言うと、ナインはじっとキングの眼を見る。
「…どうした?」
「あいつも同じことしたのかなーって」
あいつ。とはもう分かりきっている。
「そうだとしたらなんだ?」
「上手かった?」
「お前、そんな性格だったか?」
あまり思い出したくない事でもあった。えぐり返すように聞いてくるナインに苛立ちを覚える。
なにも考えていないバカ正直な犬だとばかり思っていたが、油断できない狂犬のようだ。
「あいつが俺たちのこと知らない訳ねぇだろ?ここ最近、顔合わせりゃ嫌味言われるんだぜ?」
「別れたいと言ってきたのはあいつの方だ」
「じゃあ、なんで俺が言われなきゃなんねーんたよ」
「俺が知る訳ないだろ」
いつの間にか口喧嘩状態だ。
暫く黙りこんだ後、先に口を開いたのはナインだった。
「わりぃ…。なぁ…今は俺だけだろ?」
案外素直に謝ったナイン。
不安になったのか心配そうな顔を向けてくる。
「当たり前だ」
そう言って頭を撫でると尻尾を振って喜ぶ。
「気にするな。お前の事はちゃんとお前として見ている」
そうしてまた、すがりついて甘えだす。
◆◇◆◇◆
ちょっと喧嘩気味な感じのを書きたかっただけです。
ドロドロ三角関係が個人的に凄く楽しいとか…。
上手かったというのは口でしてあげるって意味で(汗)決してトレイが上になったわけでは無く。下手だし突発なんでまとまってなくてすいません。あと、キングとナインが喧嘩した場合、折れるのとどっちもありで。今回はナインの言い方もあったのでナインが折れた。
意外に拍手してもらっていたのも嬉しかったので続いてみました。
PR