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ヴェルサスキターーーーー!!
21 . November
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07 . February
ゴミ箱更新。
かなり前ですが、拍手絵だったセフィたんをゴミ箱に収納しました。


以下、リグシド小説。
今回はちょっとやる事やってるので注意。

大尉と准将の痴話(?)喧嘩。






反省文に愛を込めて。





えー、今日の反省はー…。

反省点はー…。



・・・・・。



駄目だ。
俺、こういうの苦手なんだよな。
でも、大尉なんで。
報告書まとめて准将に提出しなきゃならないわけであります。
事件、事故等ならまとめやすいが、毎日書かなきゃならない反省文のほうは毎日頭抱えます。
書かないと准将の眉間に皺寄るんで。

あの人もそれなりの歳なんだから、皺作ると残っちまうだろ?
ずっと綺麗でいてほしいんで、俺は頑張って今日も頭を抱えます。

「リグディ大尉、まぁーたやってるんですかぁー?」
「適当に書いたらいいじゃないですかぁー」
通りかかった部下が軽く言う。
人の気も知らないで言ってくれるよ。
「バカ、毎日似たり寄ったりなこと書いてたらふぬけてるように見られるだろ!?」
「大尉の見た目だけで充分ですよー」
ルーズな着こなしと、あちこち跳ね回ってダラダラ伸ばした髪に無精髭。
うん、まぁ、これはその、なんだ…。
「言い返せねぇの分かって言ってんだろ」
「ハハ。けど、早く報告書持って行ったほうがいいですよ?」
「あ?」
「准将、少し不機嫌です」
「あー、知ってる。だからこそ今日はしっかり書かなきゃならないんだ」
「は…?」
部下たちは首を傾げた。

その不機嫌な原因はこの俺です。

それは、昨晩の事。
勿論、周りには秘密だ。こんな関係。
大尉ごときが准将下にしてるなんて、死んでも言えるか。

「…痛い」
広い部屋。大きなベッド。
今まで、ほとんど声をださなかったシドが言った。
ピタリとその白い肌を伝う手を止めて顔を見る。
「…まだ挿れてないです…」
「違う、髭…」
「あ。当たりました?すいません」
「そんなに毎日剃るのが面倒なのか?それに髪も、一度切ってさっぱりしたらどうだ」
「うーん…その気にならないと…っていうか、そんなに嫌ですか?」
「髭は当たると痛い。髪はくすぐったい」
「それ、あんたに密着しないと感じないことっすね」
「こういった行為をしない限りは感じないな」
下になって見つめてくる真っ直ぐな目。
いつもなら既に潤んで熱を帯びてくるはずなんだが。
何故だか急に不満を言いだしてきたものだから、俺もちょっとムキになって。
「それはすいません。なら、ここでお開きにしますか」
「…あ」
するりと離れると、どこか名残惜しそうな声をあげてたっけ。
「不快感を与えてしまいました。准将に触れる権限は俺なんかにはねーって事です」
なんて、意地悪く言ってみた。
「准将にはやっぱり、俺みたいなふぬけより上の連中のほうがお似合いですよ」
「…私は…」
「では、失礼します」
床に落ちてた上着を無造作に拾って部屋を出た。
「…リグ…」
出て行った俺の背中に、妙に響いた寂しそうな声。

(バカやった。俺。あー、嫌われた)

「あの時、振り返って抱きしめてやる勇気もなかったしなー…」
等と、ぼそりぼそりこぼして。
気付けば自分の部屋に居た。

大尉にしては広い部屋だろうか。
シドの裏工作の手伝いなんかで少しばかりいい待遇になってる。
ま、ひとりのほうが動きやすいこともあるけど。

ベッドに寝転がって天井を見つめるばかりだ。
(喧嘩っていうのかなー、あれ…つか、報告書どーしよ。どんな顔して渡せばいいんだ?)
謝って許してもらえるか、あれ。
髭剃って丸刈りにでもしなきゃだめか?
いやいや。丸刈りとかさ、勘弁してくれよ。
それ見て認めてくれる奴、多分ロッシュくらいじゃね?
ぐるぐる駆け回るみたいに頭の中がいっぱいになる。

―コンコン。

「ん?」
ドアを叩く乾いた音。
誰だー?あー、出るのめんどくせぇー。

―コンコン。

大尉はいませーン。

―コンコン。

「…分かった。分かったよ。今出ますよー」
仕方ねぇなぁ。誰だよ、こんな時間にっ。

ガチャ。

「はいはい。何か御用で…」

「…」

「准将…!?」
あれ?間違いない?シドだ。目の前にシドがいる!
「な、何であんたこんなところに…」
「話がしたくて…報告書、持ってくる時に話せるかと思ったらなかなか来ないし…」
だからってあんた…。
あ、やべっ。
「入って」
「え?」
問答無用。手首掴んで中へ入れてドアを閉めた。
部下たちが近くに居たからだ。
「ここはあんたが来る場所じゃないですよ?部下たちが驚くだろ?准将が大尉の部屋に自らご訪問なんて何かあったんじゃないかって大騒ぎになっちまう」
「…すまない。それでも話がしたくて…」
「はいはい。分かりました。どーぞ座ってください。茶ぐらい出します」
「いい。話を…」
多分、昨晩の話だろうなと腹の内で分かってたくせに。
「あー、次の任務の事ですかー?」
また。俺、余計なこと言ってる。
それでもシドはめげずに。
「違う。昨晩の…その…私がいけなかった…」
「…」
「私が君を不愉快にさせた…」
まさかあんたからそう言ってくるとは…。
けど。
「…今日のあんたは不機嫌だって部下たちが言ってた…」
「それは…最初は私も腹が立ってた…けど、よく考えたら…」
まずいな。このままじゃ泣かしそうだ。
「悪かった」
「…リグ」
「俺がだらしねぇのが悪い。あんただけじゃない、周りからもよく言われることだ。なのに何もしない。でも、あんたに嫌われたくないからちゃんとするよ。髭も剃るし、髪も切る」
「違う…そうではない」
「何が?」
「よく考えてみたら、そんなだらしない君が好きなんだと気付いた」
なんだそりゃ。
「なんかそれ…喜んでいいんですか?」
コクリ。と、頷くシド。
おい。
「君はそのままでいい…」
「…いいのかよ」
「ああ…」
あー…なんか、ホッとした…。

「反省文、今日は書かなくていい」
「え?いいんですか?」
「殆ど毎日書かれてることに変化もないし…」
痛いところ突かれた。
「…すいません」
「そのかわりと言っては何だが…」
ん?
なに赤くなってんだよ。

…ぁ。

あ、ああ、そういうことか。

そっと抱き寄せて額に口付けてやった。

「では、続きと行きますか…」

今日の反省文。

えー。
准将が好きです。
喧嘩別れしないよう気をつけます。

そんな言葉を書いて、あんたが赤面するのは少し後の話。



*****


やっぱりいろいろ分からない。

しかし、うちの准将女々しいわー。我が家の受けっこはみんなそうなるのでお口に合わない方すいません。男らしい受けはいませんです。

喧嘩してどっちが折れるか。
シドが折れかけてリグが即座に察して先に折れればよい(笑)
上司に謝られちゃそれこそ大事件☆

あ、あと…エロとか分かんない。
上に注意とか書いたけどさほどのことでもなく。(ぐはっ)
エロは描く方がまだいい…のか…な?
精進しますorz
いまだ裏、考え中。

とりあえず、まだまだ書きたいものがあるので頑張ります。
今後はバレンタインネタとかも書(描)きたい。

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